当クリニックが扱う矯正装置

矯正装置

当院では、患者さんの症状やご希望に合わせて治療方法のご提案を行っております。そのため、さまざまな矯正装置を採用しています。ここでは、その一部をご紹介します。

おもな矯正装置

床矯正床矯正
床矯正は、成長途中にあるお子さんの成長力を利用して顎の骨の発育を正常に促し、正しい歯列を目指す小児を対象とした矯正治療です。食事中、スポーツ中、話すことが必要である授業中は外すことができるのがメリットです。

クワドヘリックス・バイヘリックスクワドヘリックス
歯列の幅を拡げ、歯を揃えやすくする方法です。乱ぐい歯や奥歯のねじれの治療などに使用されます。クワドへリックスは上顎、バイヘリックスは下顎に使用されています。ケースによっては、これらの装置を用いて歯列を拡げたのちにブラケットとワイヤーを使って矯正治療を行うことがあります。

取り外しができない分、治療が早く進み、床矯正よりも違和感が少ないことがメリットです。

リンガル矯正(裏側矯正)リンガル矯正
リンガル矯正とは、歯の裏側に矯正装置をつける方法です。装置をつけたことが外からはまったくわからないため、見た目を気にする方に人気の方法です。

ハーフリンガル矯正
目立ちやすい上の歯はリンガル装置を用い、下唇で隠れやすい下の歯には表側の装置を用いるのがハーフリンガル矯正です。

アンカースクリューアンカースクリュー
アンカースクリューとは、矯正歯科用に作られた特殊なチタンのネジを顎の骨に埋め込み、そこを支点として矯正を行っていく方法です。従来の矯正治療では難しかった歯の動きが可能となったり、治療期間が短縮されたりすることもあります。チタンなので副作用がなく、痛みもほとんどありません。
 

「目立たない、しかも取り外し可能」な【マウスピース型矯正装置(インビザライン)】

マウスピース型矯正装置(インビザライン)マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、初診時から終了までの歯の動きをコンピュータで予想して治療計画を立て、マウスピースを作製します。

取り外し式の透明なプラスティック製マウスピースを一週間に一度交換して、徐々に歯を動かしていきます。メリットとしては、目立たない、食事中、歯磨き中は外すことができる、金属アレルギーの人にも使用可能などがあります。

但し、良いことばかりではなく以下のような限界、デメリットがあります。

1.使用時間が短いと効果が不十分になります
最低でも1日16時間以上、できれば1日20時間以上の使用が必要になります。風邪をひいたとき、その他の事情で使用しない日が数日続くと、装置が入らなくなり場合によっては作り直しになります。また、紛失の場合も作り直しになります。この場合、治療が遅れることになります。

2.全ての人に使用できるわけではありません
歯の移動が大きい症例,叢生(歯のガタガタ)が大きい症例、その他難症例には不向きです。

3.歯の根までコントロールするために半年~1年くらいマルチブラケット装置
(通常の固定式矯正装置)で仕上げる必要がある場合があります。

以上色々な制限がありますが、条件をクリアできる方にはメリットの大きい装置だと思います。

※当院で使用している透明マウスピース型矯正歯科装置は日本国内では薬機法対象外の海外技工製品としての扱いになります。当院で使用しているマウスピース型矯正歯科装置のマウスピース材料自体は日本の薬事認証を得ており、口の中に入れて問題のあるものではありません。

費用
費用は、770,000円~935,000円(税込)
処置料は、3,300円/月(税込)

標準的な治療期間
約1~3年

リスク・副作用
・虫歯になりやすいです。
・歯が動く時、痛みが伴うことがあります。
・歯肉が退縮することがあります。
・治療中、歯根が短くなることがあります。
・歯と骨が癒着している場合があります。このような場合は、歯の移動ができませんので、再診断が必要になります。
・顎関節が治療中に痛くなり開口障害、頭痛などが起こることがあります。
・矯正治療が終わると、歯を元に戻そうとする力が働きます。そのため、保定装置を指示通りに使う必要があります。

ワイヤーの併用も可能
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、目立ちにくく、ストレスの少ない矯正方法の1つですが、歯列によっては使用できないことがあります。その場合は、仕上げにあるいは治療初期にワイヤー矯正を併用することも可能です。

Q&A
Q. 通院回数や通院頻度について教えてください
A. もともとの状態にもよりますが、アライナーの調整またはメンテナンスのための通院はさほど多くありません。矯正治療を開始したあとは、通常6~8週間に一度来院していただきます。その際に歯の動き方に合わせて新しいアライナーを受け取り、装着してもらいます。

Q. 治療中のクリーニングはどうなりますか?
A. マウスピース型矯正装置(インビザライン)は取り外すことができます。したがって食事や歯みがきの際は着用しません。従来の矯正装置のように食べ物がワイヤーやブラケットに挟まることなく衛生的であり、歯みがきも矯正以前とまったく同様に行うことができます。

Q. 装着時間を守らなかった場合どうなりますか?
A. マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、矯正歯科医の指導に基づき、毎日一定の時間しっかりとアライナーを装着することで適切な効果が得られます。そのため、基本的に食事や歯みがきのとき以外は外さないでください。だいたい1日16~20時間の着用が求められます。

Q. アライナーを紛失してしまったら?
A. 万が一なくしてしまった場合、すぐに連絡してください。治療の進行状況によって異なりますが、新しいものができあがるまで以前使用していたアライナーを代わりに使用するか待つかのどちらかになるのが一般的です。扱いには日頃から注意が必要です。

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