この時期だから行える矯正治療で、お子さんに負担なく、健やかな歯の発育を授けましょう。
発育途中である顎の成長を正しい方向に導き、外科治療を行うことなくバランスを整え、正しい歯並びに導くことができるのが小児矯正の最大のメリットです。正常な発育を妨げるような歯並びや骨形成を抑制し、顎やお顔の成長を正しいバランスへと導いていきます。
また、放っておけば外科的な手術を避けられないケースを回避できる確率が高くなります。これは、小児時期以外にありません。成人になってからでは遅いのです。
成人期にはない小児矯正治療のメリット
●永久歯を抜かない矯正が可能
成人の場合、乱ぐい歯を並べるときにスペースが足りなければ歯を抜くしかありません。小児矯正の場合は、奥歯を後ろに移動させたり顎の骨の発育を適切に促したりすることによりスペースができることがあります。このスペースを活かすことで、永久歯を抜歯することなく矯正ができる可能性が高くなります。
●永久歯での矯正期間(II期)を短くできる
乳歯時期に矯正(I期)を行うことによって永久歯の生えてくる位置を誘導できるため、永久歯での矯正期間を短くしたり、場合によってはなくしたりすることができます。それによって、永久歯へのダメージや虫歯のリスクが軽減されます。また、I期矯正をしっかり行うことで、多感な中学生前に正しい歯並びの下地を作っておくことが可能となります。
●劣等感を持たせず、健やかな精神発育を促せる
出っ歯や受け口といった容貌のコンプレックスは、親が思っている以上に子どもにとって重圧となることがあります。場合によっては、そのために内向的な性格になることもあります。小児矯正で早めに調整することで、これらのコンプレックスからお子さんを解き放つことが可能となります。